リンは人体には必須の元素。
全身の細胞の膜はリン脂質でできている。
また、体のエネルギーは
アデノシン三リン酸をアデノシン二リン酸に
分解することで得られる。
こうした生理にリン酸は深く関与しているので
その過不足も腎臓で問題なく制御されている。
ところが、添加物として使用されている
ピロリン酸などは分子が大きく
腎臓では問題を引き起こす。
これが、現代の腎臓病激増の
一つの要因になっている。
【 ピロリン酸の代謝
無機リン酸イオン (monophosphate, Pi) は
糸球体の穴を容易に通過できまる。
が、ポリリン酸 (polyphosphate, PPi) は
鎖長や分子サイズに依存する。
腎臓の糸球体は、
血液中の物質をサイズ、形状、電荷で
選択的にろ過する。
ポリリン酸の分子サイズは、
その鎖長(含まれるリン酸残基の数)
によって大きく異なる。
糸球体のろ過孔のサイズは小さく
(平均半径約4.0〜4.5 nm)。
アルブミン(約3.5 nm)などの
比較的大きなタンパク質は通常通過できない。
ポリリン酸も負に帯電しているため、
ろ過障壁の負電荷による反発も受ける。
長鎖ポリリン酸が腎臓の損傷を引き起こし、
糸球体に微小血栓を形成させることが示唆された。
一般的に、
血小板や肥満細胞には、中鎖ポリリン酸(約50〜75リン酸残基)が
高濃度で貯蔵されている。
これらは活性化時に分泌され、
糸球体を効率的に通過することは
困難である可能性が高い。
ピロリン酸塩(ピロリン酸ナトリウム、
ピロリン酸四カリウム、ピロリン酸第二鉄など)は、
様々な加工食品に添加物として広く使用されている。
食品添加物由来の無機リン酸塩は、
有機リンと比べて腸管での吸収率が非常に高い(約90%)。
過剰摂取は腎臓に負担をかけたり、カルシウムの吸収を妨げたりする
<ピロリン酸塩の添加物用途>
★ 乳化剤・結着剤: 水と油を混ぜ合わせたり、
ハム・ソーセージなどの肉製品や魚肉練り製品の
結着性を高める。
★ pH調整剤・変色防止剤: 味噌・醤油などの
変色を防ぎ、品質を維持する。
★ 鉄分強化: ピロリン酸第二鉄は、
鉄特有の風味を抑えて鉄分を強化する。
飲料や粉ミルク、ベビーフードなどに利用される。
★ 食感改善:
即席中華麺や菓子製品などの食感や見た目を向上させる。
食品に含まれるピロリン酸は、
主に食品添加物由来のものと、
生体内の重要な代謝中間体として
存在するものの2種類がある。
食品添加物としてのピロリン酸
主な用途は以下の通りです。
<ピロリン酸代謝>
ピロリン酸(無機ピロリン酸、PPi)は、
生体内でエネルギー代謝に不可欠な役割を果たす。
★ エネルギー代謝:
アデノシン三リン酸(ATP)がアデノシン一リン酸(AMP)に
加水分解される際に生成し、様々な生化学反応の中間体となる。
★ ビタミンB1の補酵素:
ビタミンB1は、体内でチアミンピロリン酸(TPP)という
補酵素に変換され、炭水化物をエネルギー(ATP)
に変換する反応などを助ける。
★ 骨の健康維持:
ピロリン酸は血中を循環し、カルシウムとリン酸塩が
関節や動脈で結晶化(石灰化)して沈着するのを防ぐ。
】 基本的には
リン酸塩はほとんどのスイーツに使用されている乳化剤、
ベーコン・ハム・ソーセージなどの
練り製品にも使われていることが知られている。
要注意だ!
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