2025年11月18日火曜日

腎臓障害を引き起こしたリン酸酸化物添加剤

 リンは人体には必須の元素。

全身の細胞の膜はリン脂質でできている。

また、体のエネルギーは

アデノシン三リン酸をアデノシン二リン酸に

分解することで得られる。

こうした生理にリン酸は深く関与しているので

その過不足も腎臓で問題なく制御されている。

ところが、添加物として使用されている

ピロリン酸などは分子が大きく

腎臓では問題を引き起こす。

これが、現代の腎臓病激増の

一つの要因になっている。

  【 ピロリン酸の代謝

 無機リン酸イオン (monophosphate, Pi) は

糸球体の穴を容易に通過できまる。

が、ポリリン酸 (polyphosphate, PPi) は

鎖長や分子サイズに依存する。 

腎臓の糸球体は、

血液中の物質をサイズ、形状、電荷で

選択的にろ過する。

ポリリン酸の分子サイズは、

その鎖長(含まれるリン酸残基の数)

によって大きく異なる。 

糸球体のろ過孔のサイズは小さく

(平均半径約4.0〜4.5 nm)。

アルブミン(約3.5 nm)などの

比較的大きなタンパク質は通常通過できない。

ポリリン酸も負に帯電しているため、

ろ過障壁の負電荷による反発も受ける。

長鎖ポリリン酸が腎臓の損傷を引き起こし、

糸球体に微小血栓を形成させることが示唆された。

 一般的に、

血小板や肥満細胞には、中鎖ポリリン酸(約50〜75リン酸残基)が

高濃度で貯蔵されている。

これらは活性化時に分泌され、

糸球体を効率的に通過することは

困難である可能性が高い。

ピロリン酸塩(ピロリン酸ナトリウム、

ピロリン酸四カリウム、ピロリン酸第二鉄など)は、

様々な加工食品に添加物として広く使用されている。

食品添加物由来の無機リン酸塩は、

有機リンと比べて腸管での吸収率が非常に高い(約90%)。

過剰摂取は腎臓に負担をかけたり、カルシウムの吸収を妨げたりする 

  <ピロリン酸塩の添加物用途>

★ 乳化剤・結着剤: 水と油を混ぜ合わせたり、

ハム・ソーセージなどの肉製品や魚肉練り製品の

結着性を高める。

★ pH調整剤・変色防止剤: 味噌・醤油などの

変色を防ぎ、品質を維持する。

★ 鉄分強化: ピロリン酸第二鉄は、

鉄特有の風味を抑えて鉄分を強化する。

飲料や粉ミルク、ベビーフードなどに利用される。

★ 食感改善: 

即席中華麺や菓子製品などの食感や見た目を向上させる。 


食品に含まれるピロリン酸は、

主に食品添加物由来のものと、

生体内の重要な代謝中間体として

存在するものの2種類がある。

食品添加物としてのピロリン酸

主な用途は以下の通りです。

 <ピロリン酸代謝>

 ピロリン酸(無機ピロリン酸、PPi)は、

生体内でエネルギー代謝に不可欠な役割を果たす。

★ エネルギー代謝: 

アデノシン三リン酸(ATP)がアデノシン一リン酸(AMP)に

加水分解される際に生成し、様々な生化学反応の中間体となる。

★ ビタミンB1の補酵素: 

ビタミンB1は、体内でチアミンピロリン酸(TPP)という

補酵素に変換され、炭水化物をエネルギー(ATP)

に変換する反応などを助ける。

★ 骨の健康維持: 

ピロリン酸は血中を循環し、カルシウムとリン酸塩が

関節や動脈で結晶化(石灰化)して沈着するのを防ぐ。 

】  基本的には

  リン酸塩はほとんどのスイーツに使用されている乳化剤、

ベーコン・ハム・ソーセージなどの

練り製品にも使われていることが知られている。

要注意だ!

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