2020年4月1日水曜日

日本のコロナウイルス感染予防戦略


1.日本の対策

● コロナウイルスについて
   《コロナウイルスに感染しても80%の
  人は問題ない》と言われる。
  感染しても、まったく症状が出ない人も多いと
  言われている。
  そうすると、そうした人の活動を抑えることは
  極めて難しくなる。
   エボラ出血熱のように感染者は重症になり
  ものすごい確率で死に至るのであれば
  見つけやすいので隔離もしやすい。
  完全に撲滅を目指すやり方が取れる。

● コロナウイルス対策

   世界中のほとんどの国が
  感染者の発見を最優先にして
  検査に主眼を置いている状況で
  日本は検査を抑えて、重傷者に焦点を
  当ててきた。
  そのために、検査を抑制してきた。
  
   軽症者が無自覚に動き回って
  感染を広げるリスクは当然大きいが
  国民に自覚を促す方向での対応をしてきた。
  日本人のまじめな気質に期待している。
  (私は退職する前の15年間電機メーカーの
  試験所の運営を担当していたが、その業務をこなす中で
  世に出荷する電気製品の安全性などを生真面目に
  徹底して評価しているのはドイツ人と日本人である
  ことを知った。他の国は相当にいい加減なのだ。
  こうした気質が疫病の感染にも大きく影響している
  可能性もあるなどと思っている)
   軽症者の活動を完ぺきに抑えることはできないが
  国民に働きかけて自粛を要請することで
  軽症者が動き回ることや軽症者からの
  感染を抑止する。

戦略
   コロナウイルスを完全に絶滅するのか
  それとも、ある程度は避けられないと考えて
  もっとも被害の少ないやり方を模索するのかの
  違いだ。
  ともかく
  【日本のやり方は
  感染の流行は避けられないものと覚悟して
  その乾癬速度を抑えながら犠牲者を最小限に
  すると言うやり方だ。
   感染の広がる速度を遅らせればその間に
  薬やワクチンなどの開発を済ませることができる。

   中国などのウイルスの完全な
  封じ込めを目指すと言ったやり方とは大きく異なる】

私は、以下のような理由でこのやり方を支持している。

その第一の理由が
   希望者を全員検査するなどと言うことを
  やれば病院などの検査機関に人が殺到して
  その病院などがウイルス感染のもっとも
  危険な場所になりかねない。
   日本でもある病院はウイルス感染場所に
  なってしまった。
第二の理由
   正確な検査が望まれる。感染者を見逃したり
  非感染者を感染者と判断するようだと
  このことが新たな問題を出してしまう。
  様々な医療検査があるが99%の確率で
  正解であれば非常に良い検査と言われている。
   そうした中でコロナウイルス検査が
  99%の精度を持っているとすれば
  例えば、ほとんど乾癬が広がっていない状況で、
  100万人が検査に押し寄せれば
  10000人は陽性と判断されるが
  そのほとんどは実は陰性と言うことになってしまう。
  それでも、1万人の人の対応が迫られる。
  そうしたことに手間取っていると
  肝心なことができなくなってしまう。
第三の理由
   軽症者の手当てに追われれば
  本当に手当の必要な重傷者を手当てできなくなってしまう。
第四の理由
   個人の高いモラルや賢明さに期待して
  有効で不要なことをやらない対応を取ることで
  日常生活を破壊しないで済ますことができる。
第五の理由
   どう対処するかの決断が
  個人・団体・自治体などにゆだねられるので
  混乱も当然起きるが、きめ細かな現場の状況に
  適応できる対応が期待できる。
   人々の創意工夫が生かされる。
  こうした工夫は必ずや大きな力になってきて
  やがて警戒を緩めるときに非常に力になる。
第六の理由
   個人や団体に判断がゆだねられるので
  不要な警戒を取る必要もなくなり
  経済に与えるダメージを少なくできる。

    
   
   
  


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