満腹中枢は大脳の下、頭蓋骨の中ほどの
視床下部にある。
ここで、血糖値、
つまり血液中のブドウ糖の濃度をモニターしている。
血糖値が下がると食欲が増し、
血糖値が上がると食欲がなくなる。
これで、食べ過ぎないように制御されている。
ところが、この機能が上手く働かない場合がある。
それが、吸収の早い糖質を摂取した時だ。
吸収の早い糖質は小麦と砂糖だ。
東西の両横綱である。
血糖値が急激に上がるために
膵臓からインシュリンが多量に出されて
糖質がエネルギーに変換されたり
エネルギー源のグリコーゲンに変換されて蓄えられたり
する前に糖質が脂肪に転換してしまい。
満腹中枢が十分働く時間が取れなくなってしまう。
吸収の穏やかな糖質を摂れば、
満腹中枢が適切に働き、過剰に糖質を摂ることも
無くなる。
具体的には砂糖や小麦でできたスイーツではなく
白米・果物・焼き芋・甘酒(砂糖無添加)・干し柿
などを摂っていれば強力な糖質制限を
やっているのと同じことである。
満腹中枢が満腹を感じるまで食べて問題ない。
油から転換されたケトンで糖質に替えるなどと
云う乱暴なことを続ければ体を壊す。
雑食動物のチンパンジーや人類は寿命は長い。
エネルギーは糖質から摂り、体はたんぱく質を摂って作る
のが最も体への負担が少ない。
ライオンのようにたんぱく質やケトンからエネルギーを
作るような無理をすれば、寿命は短くなる。
悪いのは小麦と砂糖だ!
書籍:理想の糖質制限食
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