2020年2月22日土曜日

中道を歩いて真理に迫る

 心理とは何なのか?
仏教は真理を求めるものだと言う。
それが他の宗教との大きな違いだと言う。
 人は自分の目で見て耳で聞いて肌で触れて
外界に触れる。どうしても自分の五感で外界と接触するのだから
真実は曲げられる。
それを補正するのは、行動してぶつかるしかない。
頭で考えている時点ですでにフィルターがかかり
真実が捻じ曲げられるのは仕方ない。
行動することで、補正していくのみだ。
もし、行動ができなければ
真理に到達することは不可能になってしまう。
いくら考え抜いても、心理に至ることはないのだ。
お釈迦様は
かつて《真理に到達するまでは考え続けて
行動はしない!》と言った弟子に対して
それは〈道の極み〉だとして厳しく諭したとされる。
これが極道者の語源であり、後にやくざの代名詞になった。
確かに、〈道の極み〉を実行していると
《どうしようもないことにこだわったりするので
極道人生を生きていくことになってしまう》。
 《積極的に行動することで
まっとうな人生を生きていくことができる。
考えてばかりではだめなのだ》
と認識することだ。
行動して考え、考えて行動する。
このサイクルを中道と呼ぶのだ。


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